3.退職届の書き方
目次
退職願(退職届)や辞表、具体的な理由をどう書くか?
退職届、退職願、辞表には具体的な理由を書く必要はありません。「一身上の都合にて・・・」「会社都合にて・・・」とざっくりとは記載しますが「●●の理由があるため・・・」とは書かなくて結構です。詳しくは、退職届のレイアウト説明をご覧になって作成してみましょう。
退職願(退職届)のレイアウト説明
【①タイトル】
退職はあくまで会社に退職を願い出るという意味で退職願を記すのが常識です。ここで辞表や退職届と書かないようにしましょう。
【②書き出しについて】
書き出しは行の1番下に「私事」「私儀」「私は」と記す事から始めます。「私は」、「私ども」など、自分を表す主語が文頭に来る場合、特に退職願いではその行の一番下に“へりくだって”書きます。そして、次の行の上から「一身上の都合により・・・」と続けましょう。
【③理由について】
書面では、詳細の理由を記載する必要はありません。「一身上の都合」で留めておきましょう。どのような理由があったとしても、書面でくどくどと記載するのはタブーです。
【④退職日について】
これは、上司と前もって決めた日にちを記載しましょう。あくまで「これくらいだったら退職できるだろう」と勝手な判断で記載するのはNGです。
【⑤届出年月日について】
こちらは、退職願を記入した日にちを書くのではなく、提出する日にちにします。
【⑥印鑑について】
自分の名前の下には必ず印鑑を押すようにしましょう。
【⑦社長の敬称】
社長の敬称には「殿」とつけるのが一般的です。
退職届や辞表の紙について
用紙は通常のシンプルな便せんを使います。罫線入りのものでもかまいません。
退職届、退職願は横書きでもよい?
退職届、退職願、辞表を記載する際には、基本的には縦書きで記入しましょう。
退職届、退職願を入れる封筒の選び方
封筒は必ず白地のものを選びましょう。
退職届、退職願を書く際の注意点とマナー
字をきれいに書く自信がない人でも、丁寧にゆっくり、誰がみても分かりやすく記入しましょう。
退職届や退職願、辞表を入れる封筒の書き方
表面の真ん中に退職願、退職届、辞表のいずれかを記載し、封筒の裏には左下に、部署と名前を記載しましょう。そして、封筒はのり付けをして封をしたところに「メ」と記入しておきましょう。
退職届や退職願、辞表の折り方について
折り方は三つ折りが基本です。手をきれいに粗い、きちんと三つ折りができるよう、正確に丁寧に折り曲げましょう。
退職届や辞表、手書きの際はボールペン?水性ペン?筆ペン?
手書きで書く際には必ず黒のボールペンか万年筆を使います。書く際にはPCを使用して作成したものではなく、手書きで書きましょう。
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