病気・療養で退職するときの退職届|病名は書かなくてよい
病気や体調不良で退職するとき、退職届に病名や症状を書く必要はありません。かえって書かないほうがよい場合もあります。書き方と、あわせて確認しておきたい制度をまとめます。
退職理由は「一身上の都合」で構わない
退職届に書くのは「一身上の都合により」だけで十分です。病名や症状を書く必要はありません。書類は人事や総務など複数の目に触れるため、体調に関わる情報を残したくない場合は書かないほうが無難です。
このたび一身上の都合により、令和●年●月●日をもって退職いたします。
会社に事情を伝えたい場合は、書面ではなく上司との話し合いの中で伝えれば足ります。
退職の前に確認したいこと
退職を決める前に、次の制度が使えないか確認してください。退職してからでは使えなくなるものがあります。
- 傷病手当金:病気やけがで働けない期間について、健康保険から給与のおよそ3分の2が支給される制度です。在職中に受給を開始していれば、退職後も一定の要件のもとで継続して受けられる場合があります。
- 休職制度:就業規則に休職の定めがあれば、退職せずに療養できる場合があります。
- 失業保険の特定理由離職者:体調を理由とする離職は、自己都合であっても給付制限が付かない扱いになる場合があります。離職票の理由の書かれ方が関わるため、会社とハローワークの双方に確認してください。
いずれも要件が細かく、個別の事情で変わります。加入している健康保険・年金事務所・ハローワークで必ずご確認ください。
体調が悪く出社が難しいとき
退職届は郵送でも有効です。手渡しが基本ですが、出社が難しい場合は事前に上司へ連絡したうえで、配達記録の残る方法で郵送します。
話が進まない場合の対処はよくある「困った」を、第三者に依頼する場合の判断軸は退職代行の選び方をご覧ください。
テンプレートのダウンロード
下の書式は「●●」を書き換えるだけで使えます。印刷して手書きする場合はPDFをお使いください。
全12種類のテンプレートは退職届・退職願テンプレート一覧にまとめています。
共通で押さえること
- 用紙:A4かB5の白い無地。コピー用紙で構いません。
- 封筒:白無地で郵便番号枠のないもの。A4なら長形3号、B5なら長形4号。
- 折り方:三つ折り。書き出しが上になるよう、下から3分の1、次に上から3分の1を折ります。
- 退職理由:「一身上の都合により」とだけ書きます。具体的な理由は書きません。
- 提出先:郵送ではなく直属の上司に手渡しするのが基本です。
記入例つきの詳しい解説は退職届・退職願の書き方をご覧ください。
